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ノウハウ/コラム2025.12.22

SES契約とは何か?派遣との違いを正しく理解する

SES(システムエンジニアリングサービス)は、システム開発に必要なエンジニアの作業を「準委任契約」で依頼するサービスです。成果物に対する責任をもつ受託開発とは異なり、作業プロセスそのものを提供するのが大きな特徴です。プロジェクトの進め方や業務の切り分けに柔軟性があり、必要なスキルを必要な期間だけ確保できます。

近年は DX 推進やクラウド移行に関連して、社内の開発リソースが不足するケースが増えています。しかし、一時的な増員のために採用活動を行うのは現実的ではありません。こうした背景から、SESは迅速にリソースを確保できる解決策として、中小企業から大企業まで幅広く活用されています。

一方で、派遣との違いを誤解しているケースは少なくありません。派遣は指揮命令を発注側が行いますが、SESは受託側に指揮監督権があり、ここが明確に異なります。この線引きが曖昧だと、労務リスクや契約トラブルにつながる可能性があります。契約書の内容を正しく理解し、責任分界点を整理することは、SES活用の基本となります。

適切に運用すれば、SESはプロジェクトの品質とスピードを同時に向上させる強力な手段となります。

【まとめ】
柔軟なリソース確保に最適だが、契約形態の理解とマネジメントが不可欠。

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